青色申告について

環境整備

帳簿記入を簡単に行うための環境整備

「振替用通帳」と「現金払用通帳」の二つの通帳を準備します。下図は二つの通帳の使い方です。

 

2つの通帳の使い方

 

 

振替用通帳の使い方

入金
事業に関する全ての収入を預け入れます。商品の販売代金や受取手数料、現金で受け取った収入も全て漏れなく入金します。年金など事業外の収入もこの通帳に入れましょう。
出金
事業に関する支出で小口のもの以外全てこの通帳より支払います。固定資産税や電気料金、電話料金のほか純粋な家計費である国民健康保険、国民年金、子供の授業料などもここから自動振替にします。

 

 

現金払用通帳の使い方

次に生活費や小口の事業支出に充てるため毎月一定の金額を「現金払用通帳」に振替えます。

 

入金
「振替用通帳」からのみ受け入れます。
出金
生活費や小口の事業支出のために払い出します。
生活費
食費や衣料などの生活費に使用します。なお生活費の領収証は事業用の物と混同しないよう捨ててしまいましょう。(ただし医療費支出は確定申告時に医療費控除の適用ができる場合がありますので年始より1年分保存しておきます。)
小口の事業支出
小口(○○円以下)の事業用の支払をここから立替えます。領収証は「勘定科目」毎に集めスクラップブックに日付順に下から上へと貼っていきます。交際費のページ、消耗品のページと出来上がっていくイメージです。こうして作成したスクラップブックは帳簿として代用できます。

注 : 上記の帳簿代用書類は消費税法上の「帳簿」には該当しません。別途法定事項を記載した帳簿の備付けが必要になります。